どんぐり

2017年07月28日 03:27

 

 

突っ張って踏ん張って

必死に生きてきた自分が

悲しくて悔しくて泣けてきて

どんなに痛々しい姿になっても

 

 

自分を受け入れることができなくて

認めることができなくて

許せなくて憎んですらいた

ずっとずっと苦しかった

 

 

 

認めて欲しかった

誰かに

 

 

そしたら

自分を認めることができるって思ってた

 

 

 

でも・・・

 

 

 

そんな自分に嫌気がさして

なにもかも疲れちゃって

もういいやって思ったんだ

全部投げ出して人生やめようって思った

 

 

 

そしたら

 

 

カチカチのちっちゃなどんぐりみたいな

アタシのこころがいて

怖くて震えながら

いっぱい叫んでた

押し込んだ感情がいっきに溢れ出した

 

 

 

大きくみせようとして

強くみせようとして

必死に突っ張ってたどんぐり

本当はそれをわかっていたのに

見ないフリしてたら

アクが強くて頑固になってた

そうやって自分を守ってた

 

 

 

自分を認められないから

人も認められない

自分が嫌いだから

人の嫌なところを探す

自分を愛せないまま

人を愛せるはずもない

 

 

 

どんな自分だって

今まで生きてきた自分を

ちゃんと認めてあげなきゃ

丸ごと受け入れてあげなきゃ

よく頑張ってきたねって言ってあげなきゃ

かわいそうじゃんって初めて思った

涙がいっぱい出た

 

 

 

人生の長い長い時間をかけてやっと気づいた

自分を愛せるようになった

 

 

 

 

今は

嬉しい楽しい悲しい辛いって

どんぐりが素直に言うもんだから

そっか、よしよしってなだめたり

ボケたり突っ込んだりして

毎日が過ぎていく

 

 

 

 

雑草のように生きてきたアタシは

立派な経歴も肩書きもないけれど

並大抵のことじゃ驚かない自信がある

そんな経験を沢山してきた

それが自分の誇り

 

 

 

今の自分が一番好き

どんぐりはどんぐりだ

 

 

 

 

 

誰かに抱きしめてもらうより

真っ先に抱きしめるのは自分自身

ありのままの自分を

丸ごと愛してあげよ

 

 

 

 

 

 

 

キャリアコンサルタント 大塚 恵久

 

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